レバノンの動き」カテゴリーアーカイブ

米国務長官、露外相、ブラーヒーミー共同特別代表がダブリンで一堂に会してシリア情勢について協議するも、「興味深い決定」はなされず(2012年12月6日)

国内の動き クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、ハサカ県ダルバースィーヤ市とラアス・アイン市の社会・政治団体の代表者がラアス・アイン市内に駐留する自由シリア軍司令部と会談、同市からの退去を求めた。 ** ファ … Read More

アサド政権が「決戦」としてのダマスカス防衛に「80,000人」の兵士を動員するなか、米国務長官がシリア政府による化学兵器の使用が「レッド・ライン」だと改めて強調(2012年12月5日)

国内の暴力 『ハヤート』(12月6日付)は、複数の反体制消息筋の話として、アサド政権がダマスカスの防衛を「決戦」とみなし、80,000人の兵士を動員している、と報じた。 シリア軍筋によると、ダマスカス県の幅約8キロにわた … Read More

シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長がサウジアラビアの支持を取りつける、NATOが「トルコ国民とその領土を防衛し、国境一帯での危機激化の軽減に寄与すべく」同地帯にパトリオット・ミサイルの配備を決定(2012年12月4日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ・テレビ(12月4日付)などによると、ワーフィディーンにある学校に、反体制武装勢力の迫撃砲が着弾し、生徒9人、女性教師1人を含む29人が死亡、多数が負傷した。 ワーフィディ … Read More

マクディスィー報道官が家族とともにロンドンに向かい政権を離反したと報じられる、米高官らは化学兵器使用の可能性をめぐってシリア政府をけん制(2012年12月3日)

国内の暴力 ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ラアス・アイン市に対して、軍が午前10時に2度にわたって空爆を行った。 「ヘヴェダール」を名乗るクルド人活動家によると、空爆はダウワール・アアラー … Read More

複数県で軍・治安部隊とヌスラ戦線の戦闘が活発化、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表が露外相と面会しアサド政権に暴力停止を促すよう求める(2012年12月2日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市、バイト・サフム市など東グータ地方一帯で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、ドゥーマー市、ランクース市、サイイダ・ザイナブ町、ザバダーニ … Read More

東京でアラブ連盟、GCC、EU諸国などが参加するシリアの友連絡グループ会合が開かれるなか、シリア各地では「自由シリア軍浄化」「革命浄化」を訴えるデモが実施される(2012年11月30日)

国内の動き AFP(11月30日付)は、シリア各地で「自由シリア軍浄化」「革命浄化」を訴えるデモが実施されたと報じた。 アレッポ市シャッアール地区でのデモとされる映像(フェイスブック)では、「我々はイスラーム軍が必要だ。 … Read More

ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の二か所で車2台が連続して爆発し34人が死亡、シリア革命反体制勢力国民連立が暫定政府設置に関する会合を開催(2012年11月28日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、SANA(11月28日付)によると、ジャルマーナー市の二カ所で爆弾が仕掛けられた車2台が連続して爆発し、34人が死亡、80人以上が負傷した。 シリア人権監視団によると、死者は54人、負傷 … Read More

カイロでシリア国民民主同盟大会が開会するなか、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会が自由シリア軍に対抗するための「クルド統合軍」を発足することで合意(2012年11月23日)

国内の動き アサド大統領がダマスカスを訪れたイランのアリー・ラーリージャーニー諮問評議会(国会)議長と会談した。 会談で、アサド大統領は、イラン政府によるシリア国民への支援と、政治的対話支持の姿勢を高く評価し、国民対話を … Read More

シリア民主フォーラムはシリア革命反体制勢力国民連立に関して「両者の組織的関係を問わず」協力・対話を進めたいと発表、一方米国は同連立を「亡命政府」として承認せず(2012年11月15日のシリア情勢

国内の動き バアス党シリア地域指導部は矯正運動42周年に合わせて声明を出し、「シリア・アラブ人民が改革、発展、そしてアラブ民族の愛国的プロジェクトに対する驚異に立ち向かう意志」を確認するとともに、「アサド大統領が安定と治 … Read More

民主統一党とシリア・クルド国民評議会は共同声明のなかで自由シリア軍のアイン・アラブ市進入を厳しく非難、フランスがシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」として承認(2012年11月13日)

クルド民族主義勢力の動き 西クルディスタン人民議会(民主統一党)とシリア・クルド国民評議会は共同声明を出し、自由シリア軍のアイン・アラブ市進入を「政治的、軍事的に正当性がない」と厳しく非難し、撤退を要求した。 共同声明で … Read More

アラブ連盟緊急外相会議が開かれシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の意思を代表する正統な代表」とする声明を承認、人民防衛隊がマーリキーヤ市からの軍・治安部隊の撤退を受け同市を掌握(2012年11月12日)

反体制勢力をめぐる動き カタールのドーハで11日晩から未明にかけてシリア革命反体制勢力国民連立発足記念祝賀会が開かれた。 祝賀会には、カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣、トルコのアフメト・ダウトオール外務 … Read More

国内の反体制組織・活動家らが「ドーハでの反体制勢力の会合の計画を拒否する」との意思を示すなか、ハサカ県では民主統一党と軍・治安部隊による交渉がもたれた末に前者が2市を掌握(2012年11月10日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(11月11日付)によると、国内の反体制組織・活動家らやシリア国民諸勢力が共同声明を発表し、「ドーハでの反体制勢力の会合の計画を拒否する」との意思を示した。 この共同声明には、12の組織が参 … Read More

シリア国民評議会総会が2日目の審議を行い組織改編案を原案のまま承認、ハマー県内の軍所轄の農村開発センターでは「シャームの民のヌスラ戦線に属する男が自爆」(2012年11月5日)

国内の動き ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、シリア国民評議会総会やリヤード・サイフらによる反体制勢力大会の開催に関して、「アメリカが…反体制勢力のために開催する大会を見て、笑っている。今日はある当事者を支持 … Read More

イドリブ県内では軍・治安部隊が「最後の検問所を放棄」し反体制武装勢力がサラーキブ市を制圧、シリア国民評議会は同評議会に代わるいかなる枠組みが新設されることへの拒否を表明(2012年11月2日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊が「最後の検問所を放棄」し、反体制武装勢力がサラーキブ市およびその周辺を制圧した、という。 そのうえで、シリア人権監視団は、サラーキブ市の制圧により、ダマ … Read More

サイフ元人民議会議員が「シリア国民イニシアチブ委員会」プロジェクトと題した声明のなかで暫定政府構想を示す、米国務長官「シリア国民評議会はもはや反体制勢力の明らかなリーダーとは言えない」(2012年11月1日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タッルミンス村、マアッル・シャマーリーン村が軍の空爆を受け、ワスターニー村も砲撃に曝された。 またワーディ・ダイーフ基地周辺では、シャームの民のヌスラ戦線と自由シリア … Read More

「シリアにおける移行期間運営、未来のためのビジョン構築」大会が閉幕、アレッポ県では民主統一党民兵がクルド人離反兵からなるユースフ・アズマ大隊と交戦(2012年10月31日)

国内の暴力 ダマスカス郊外県では、SANA(10月31日付)によると、サイイダ・ザイナブ町で、ゴミ袋に入れられた爆弾が爆発し、11人が死亡、数十人が負傷した。 またムウダミーヤト・シャーム市では、車に仕掛けられた爆弾が爆 … Read More

アレッポ県アフリーン市で「自由シリア軍北の嵐旅団」が民主統一党の検問所を制圧、しかし同軍サラーフッディーン・アイユービー大隊は声明のなかで「自由シリア軍と民主統一党の関係が良好」と明かす(2012年10月28日)

国内の暴力 シリア軍・武装部隊総司令部は声明を出し、武装テロ集団が休戦違反を続けている、と発表した。 声明によると、反体制武装勢力は、ダマスカス郊外県カラムーン山地一帯、アルトゥーズ町、ジャブアディーン町、ハラスター市、 … Read More

アレッポ市で自由シリア軍と人民防衛隊の間で戦闘が発生、ハサカ県ではクルド人約300人が自由シリア軍によって拉致されるもその後解放(2012年10月27日)

国内の暴力 シリア軍・武装部隊総司令部は声明を出し、武装テロ集団が26日に続き、27日も休戦違反を続けている、と発表した。 同声明によると、反体制武装勢力は、ダマスカス郊外県のドゥーマー市、ハラスター市、フーシュ・アラブ … Read More

各地で「武装テロ集団」が前日に発表された軍の休戦宣言に違反するかたちで攻撃を実施、アサド大統領がダマスカス県のアクラム・モスクでイード・アル=アドハーの礼拝を行う(2012年10月26日)

国内の暴力 シリア軍・武装部隊総司令部は声明を出し、25日の軍による休戦宣言に明確に違反するかたちで、「武装テロ集団」が各地の軍拠点への攻撃を敢行した、と発表した。 同声明によると、「武装テロ集団」(自由シリア軍)は午前 … Read More

ダマスカス郊外県で「イスラーム旅団」が子供を含む25人を惨殺したとされるなか、シリア政府と「ほとんど」の反体制武装勢力がイード・アル=アドハーの休戦を受け入れたと報じられる(2012年10月24日)

イード・アル=アドハー(10月26~29日)の休戦案をめぐる動き アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟(カイロ)で、シリア政府と「ほとんど」の反体制武装勢力と在内の反体制組織の幹部がイード・アル=アドハーの休 … Read More

アサド大統領が2012年10月23日以前の重犯罪者への恩赦を決定、米大統領選挙の第3回討論会ではオバマ大統領とロムニー共和党候補がシリア情勢をめぐって意見を戦わせる(2012年10月23日)

国内の動き アサド大統領は政令第71号を発令し、2012年10月23日以前の重犯罪者への恩赦を決定した。 同政令は、死刑を無期懲役刑に、無期懲役刑および無期刑を懲役20年に減刑することを定めている。 ただし、武器麻薬密輸 … Read More

イドリブ県で軍・治安部隊がヌスラ戦線・反体制武装勢力と激しく交戦、民主統一党がトルコのアレヴィー派戦闘員から有事の際に対トルコ戦に参加するとの合意を取り付ける(2012年10月22日)

国内の動き 『クッルナー・シュラカー』(10月22日付)は、大統領府筋の話として、アスマー・アフラス大統領夫人が先週、特別機でUAEのアブダビを訪問、ダマスカスに戻ったと報じた(未確認情報)。 同消息筋によると、この訪問 … Read More

ダマスカス県を含む複数県で車爆弾によるテロが発生しいずれも死傷者を生む、一方ベイルートではハサン内務治安軍総局情報課長の国葬が執り行われ「数千人」が参列(2012年10月21日)

国内の動き アサド大統領がダマスカスを訪問中のアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表と会談した。 ブラーヒーミー共同特別代表は会談後、記者団に対して、「私と大統領が何を話したかは述べない。この問題(イード・アル=アドハーの … Read More

ムアッリム外相がブラーヒーミー共同特別代表と会談、レバノンではミーカーティー首相がハサン内務治安軍総局情報課長の暗殺を防げなかった責任から辞意を表するも慰留される(2012年10月20日)

国内の動き ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とダマスカスで会談した。 会談後に外務在外居住者省が発表した声明によると、両者の会談は「建設的」で、地域情勢や国連の人道活動などに … Read More

シャームの民のヌスラ戦線が9月から10月にかけてシリア北部で発生した3件のテロの犯行を主張、レバノンでは内務治安軍総局情報課長のウィサーム・ハサン大佐を含む8人が爆弾テロによって死亡(2012年10月19日)

国内の暴力 イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がワーディー・ダイフ地点に近いタッルミンス村、マアッル・シャムサ村に展開する反体制武装勢力を空爆した。 またワーディー・ダイフ地点攻略で、反体制武装勢力の戦闘員1人 … Read More

アレッポ県では軍・治安部隊が反体制武装勢力の「浄化」を継続、一方イドリブ県では反体制武装勢力とシャームの民のヌスラ戦線が共闘しワーディー・ダイフ基地を迫撃(2012年10月18日)

国内の暴力 アレッポ県では、SANA(10月18日付)によると、アターリブ市、サフィーラ市、マンスーラ村、カフル・ハラブ村、バヤーヌーン町、シャイフ・サルマーン市、マーリア市、アレッポ市旧市街各所などで、軍・治安部隊が反 … Read More

クルド民族主義政党および調整17団体はシリア国民評議会組織改編のイニシアチブに与せず、英紙ではイラク人戦闘員が反体制武装勢力掃討のために戦闘に参加していると報じられる(2012年10月17日)

国内の動き シリアの外務在外居住者省は声明を出し、EUによる追加制裁発動に関して、国民とその糧を標的たもので、法的、道徳的根拠を欠く、と批判した。 ** SANA(10月17日付)は、ダマスカス郊外県とアレッポ県での「最 … Read More

シリア軍がアレッポ市のウマイヤ・モスクをタウヒード旅団から奪還、ブラーヒーミー共同特別代表がイランを訪問しアフマディーネジャード大統領を含む同国政府高官らと会談(2012年10月14日)

国内の暴力 アレッポ県では、シリア軍が声明を出し、アレッポ市旧市街のウマイヤ・モスクをタウヒード旅団(自由シリア軍)から奪還したと発表した。 奪還作戦では、火災(13日)が発生し、モスクが部分損壊した。 http://w … Read More

イドリブ県内のワーディー・ダイフ基地周辺で軍・治安部隊が反体制武装勢力が激しく交戦、またシリア軍がヒムス県の対レバノン国境地帯に地対空ミサイルを配備(2012年10月12日)

反体制勢力の動き 『ハヤート』(10月12日付)は、イスラーム情報監視団(ロンドン)からの情報として、エジプトのスエズ県の「人民抵抗」の指導者として知られるジハード主義者の一人ハーフィズ・サラーマがトルコ経由で10日晩に … Read More

反体制武装勢力がダマスカス・アレッポ街道を約5キロにわたって制圧するなか、ヒズブッラーのナスルッラー書記長が「シリア国内で戦闘員を派遣している」との一部情報を否定(2012年10月11日)

国内の暴力 イドリブ県では、『ハヤート』(10月12日付)など各紙が、複数の活動家・目撃者の話として、反体制武装勢力がマアッラト・ヌウマーン市に近いダマスカス・アレッポ街道を約5キロにわたって制圧した、と報じた。 また反 … Read More