Monthly Archives: 4月 2017

ロシアのプーチン大統領「シリア軍の化学兵器使用を断じるような新たな挑発的な動きがダマスカス県南部郊外などで準備されている」(2017年4月11日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はモスクワでのイタリアのセルジョ・マッタレッラ首相との会談後の記者会見で、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑や米軍のシリアへのミサイル攻撃について言及し、シリア軍の化 … Read More

ロシア・イラン国防大臣が電話会談「米国がシリアへの攻撃を繰り返すなら、大きな代償を払わねばならない」(2017年4月11日)

イランのホセイン・デフガーン国防大臣は、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣と電話会談を行い、米軍によるシリアへのミサイル攻撃への対応など地域情勢について協議した。 SANA(4月11日付)によると、会談でデフガーン国防大 … Read More

トルコのチャヴシュオール外相「アサド政権は依然として化学兵器を使用する能力を有している」(2017年4月11日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、訪問先のイタリアで報道声明を出し、そのなかで、シリア情勢について、アサド政権が依然として化学兵器を使用する能力を有しているとの充分な証拠をトルコは有しているとしたうえで、再 … Read More

スパイサー米ホワイト・ハウス報道官「無垢の市民に「樽爆弾」が落とされたら、大統領からの報復を見ることになるだろう」(2017年4月11日)

米ホワイト・ハウスのショーン・スパイサー報道官は、記者会見で化学兵器だけでなく、「樽爆弾」が無垢の市民に対して使用された場合も、ドナルド・トランプ大統領が対抗措置を講じるだろうと脅迫した。 スパイサー報道官は「もし子供が … Read More

米ホワイト・ハウス高官「シリア軍の化学兵器攻撃をロシアは事前に承知していた」「ロシア軍は化学兵器の被害者が搬送された病院を爆撃し、証拠隠滅を図ろうとした」(2017年4月11日)

AP(4月11日付)、『ワシントン・ポスト』(4月11日付)などは、米ホワイト・ハウス高官の話として、4日にシリア軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器を使用したとされる事件に関して、ロシアが攻撃を事前に知ってい … Read More

ティラーソン米国務長官は、国家機関の衰退をもたらさないかたちで、アサド大統領を排除する移行プロセスを受け入れるようロシアに求める模様(2017年4月11日)

イタリア中部のルッカで10日夜に開幕したG7外相会合は、北朝鮮情勢、シリア情勢などについて協議し、11日に共同声明して閉会した。 共同声明では、北朝鮮に関して、核実験やミサイル発射実験を「もっとも強い表現」で非難し、挑発 … Read More

米主導の有志連合は4月10日、タブカ市近郊を中心に19回の爆撃を実施(2017年4月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月10日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。 それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を実施、このうちシリア領 … Read More

ロシア大統領府「プーチン大統領の日程にティラーソン米国務長官との会談の予定はない」(2017年4月10日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、11、12日にモスクワを訪問するレックス・ティラーソン米国務長官に関して、ヴラジミール・プーチン大統領との会談は行われないと発表した。 ペスコフ報道官は「米国のシリア空爆はワ … Read More

シリア人権ネットワークはダマスカス県でシリア軍が化学兵器を使用したと主張(2017年4月10日)

反体制組織のシリア人権ネットワークは、シリア軍が4月7日午後4時、ダマスカス県カーブーン区東部の前線で有毒ガスを装填した手榴弾2発を使用し、反体制武装集団の戦闘員2人が呼吸困難、激しい咳などの症状を発症したと主張した。 … Read More

シリア政府とロジャバが統治するハサカ県カーミシュリー市で化学兵器使用停止を求めるデモ(2017年4月10日)

ハサカ県では、ARTA FM(4月10日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が共同支配(分割統治)するカーミシュリー市で、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器による犠牲者との連帯を訴えるデモが行 … Read More

YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの拠点都市タブカ市に向け三方から進軍(2017年4月10日)

ラッカ県では、ARA News(4月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)が籠城するタブカ市の東部に位置 … Read More

シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年4月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山一帯でダーイシュ … Read More

ロシア軍はイドリブ・ハマー両県を焼夷クラスター弾で爆撃する一方、シリア軍はハマー県北部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への攻勢を強める(2017年4月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町に対して、ロシア軍戦闘機が焼夷クラスター弾(テルミット弾)で空爆を実施した。 またシリア軍もスーラーン市各所、ハルファーヤー市、カストゥーン村を「樽爆弾」などで空爆する … Read More

米主導の有志連合は4月7日~4月9日の3日間でタブカ市などで爆撃を強化、ロシアとのホットライン閉鎖後も爆撃頻度に変化なし(2017年4月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、4月7日~4月9日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。 4月7日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内で … Read More

米軍のミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地は復旧し、反体制派ではなくダーイシュに対する航空作戦を再開(2017年4月9日)

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、7日に米軍によるミサイル攻撃を受けたシャイーラート航空基地に関して復旧したと発表した。 『ハヤート』(4月10日付)が伝えた。 ドナルド・トランプ米大統領のツイッター・アカウント … Read More

ティラーソン米国務長官「米国の対シリア政策の優先課題はアサド政権打倒ではなく、ダーイシュ殲滅」(2017年4月9日)

米国のレックス・ティラーソン国務長官はABC(4月9日付)のニュース番組に出演し、対シリア政策の最優先事項が、ダーイシュ(イスラーム国)殲滅で、アサド政権打倒ではないと改めて述べた。 ティラーソン国務長官は「シリアにおけ … Read More

ヘイリー米国連大使「米国の優先課題はダーイシュ撲滅、イランの影響力排除、そしてアサド政権打倒」(2017年4月9日)

ニッキー・ヘイリー米国連大使はCNN(4月9日付)の番組に出演し、そのなかで、ドナルド・トランプ米政権の優先課題に関して、ダーイシュ(イスラーム国)を敗北させること、シリアにおけるイランにおける影響力を排除すること、そし … Read More

ファロン英国防相はシリア軍による化学兵器攻撃にロシアは間接的責任があると批判(2017年4月9日)

英国のマイケル・ファロン国防大臣は『サンデー・タイムズ』(4月9日付)で、4日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市で化学兵器が使用された事件に関して、「ロシアは先週多くの民間人が犠牲となった事件に間接的に責任がある。ロシア … Read More

ロシア・イラン両政府は「米国はシリアで多くのレッド・ラインを越えた」と非難、「今後いかなる攻撃に対しても報復する」と脅迫(2017年4月9日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はイランのハサン・ロウハーニー大統領と電話会談を行い、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃への対応について協議した。 ロシア大統領府によると、会談で両首脳 … Read More

YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、タブカ市東部のアッバード村を制圧(2017年4月9日)

ラッカ県では、ARA News(4月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市東部のアッバード村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。 AF … Read More

アイユーブ参謀長はハーン・シャイフーン市の「テロリストの化学兵器貯蔵庫」を爆撃で破壊した航空部隊隊員の戦果を讃える(2017年4月9日)

シリア軍武装部隊総司令部はフェイスブック(4月9日付)で、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ参謀長(兼軍武装部隊副司令官)が、4日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市での空爆により、「テロリストの化学兵器貯蔵庫」を破壊した … Read More

複数の医療筋によるとハーン・シャイフーン市で有毒ガスが装填された砲弾による攻撃が発生(2017年4月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がマアッラト・フルマ村、バスィーダー村、マアッラト・ヌウマーン市などシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。 またロシア軍と思われる戦闘機がアウ … Read More

イランの最高指導者ハーメネイー師「米前政権はダーイシュを創出・支援、現政権はテロ組織を強化しており、テロ組織を支援した欧州と同じ過ちを繰り返そうとしている」(2017年4月9日)

イランの最高指導者アリー・ハーメネイー師は、首都テヘランでイラン軍司令官らと懇談した。 懇談のなかで、ハーメネイー師は、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃に関して、「米国の前政権はテロ組織 … Read More

アサド大統領はイランのロウハーニー大統領と電話会談で「シリアの国民、そして軍は、シリア領内の隅々からテロを掃討する案を練っている」と強調(2017年4月9日)

アサド大統領はイランのハサン・ロウハーニー大統領と電話会談を行い、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯へのミサイル攻撃への対応について協議した。 SANA(4月9日付)によると、電話会談はロウハーニー大統領 … Read More

ダマスカス郊外県バラダー渓谷での和解プロセスの一環として逮捕者多数が放免(2017年4月9日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月9日付)によると、バラダー渓谷での地元和解プロセスの一環として、逮捕者多数を放免する式典が行われ、アラー・イブラーヒーム県知事、ジャマール・ビータール・ダマスカス郊外県警察署長、サーリ … Read More

ベルギー軍が米主導の有志連合の作戦への参加を中止(2017年4月9日)

ベルギー外務省報道官は声明を出し、ベルギー軍がシリア・イラク領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する米主導の有志連合の作戦への参加を停止したと発表した。 その理由に関して、SANA(4月9日付)は、ベルギーの複数メディ … Read More

米英ヨルダンはヨルダン北部およびダルアー県南西部で「テロ組織」掃討を目的とする合同軍事作戦開始を準備(2017年4月9日)

『ハヤート』(4月9日付)は、ヨルダンの首都アンマンの複数の政治筋の話として、米国、英国、そしてヨルダンが、対シリア国境地帯およびシリア南部での「テロ組織」の活動を封じるための合同軍事作戦を近く開始する、と伝えた。 合同 … Read More

ダーイシュはヒムス市南東部の対イラク国境で米英の支援を受ける「新シリア軍」と交戦(2017年4月8日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(4月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部の対イラク国境に位置するタンフ国境通行所一帯で米英両軍の支援を受ける「新シリア軍」と交戦し、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した … Read More

米国防早朝報道官「シリア領空での偶発的衝突を回避するための米ロのホットラインは維持されている」(2017年4月8日)

米国防総省報道官のミシェル・バルダンザ中佐は、ロシア側が、シリア領空での偶発的衝突を回避するために2015年末に米国と開設したホットラインを維持することに同意したと述べた。 バルダンザ中佐によると、「我々は攻撃後にロシア … Read More

ロシア国防省報道官「米軍によるシリアへのミサイル攻撃の標的となったヒムス県シャイーラート航空基地に化学兵器がなかったことを検証するため調査を行う用意がある」(2017年4月8日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、7日の米軍によるヒムス県シャイーラート航空基地一帯に対するミサイル攻撃に関して、攻撃後に基地を訪れた職員や記者が何の制約も受けずに自由に敷地内を見回ることができたが、化学兵 … Read More