国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はシリア北西部にかかる速報#1を発表し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリアへの避難民・帰還者が急増するなか、シャーム解放機構の支配下にある「シリア北西部」に避難したシリア人は比較的少ないとしつつも、イドリブ県とアレッポ県への約56世帯の避難を確認したと発表した。
避難したシリア人のほとんどは、親戚の家や自宅で避難生活を送っており、シリア北西部に留まる意向を示しているという。
UNHCRは、シリア北西部への避難民の流入に備えて、テント800張と基本救援物資キット830セットを含む必需品を配布する準備を整えたという。
AFP, October 3, 2024、ANHA, October 3, 2024、‘Inab Baladi, October 3, 2024、Reuters, October 3, 2024、SANA, October 3, 2024、SOHR, October 3, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.