米国の動き(2014年8月8日)

バラク・オバマ米大統領は『ニューヨーク・タイムズ』(8月8日付)に掲載されたインタビュー(http://www.nytimes.com/2014/08/09/opinion/president-obama-thomas-l-friedman-iraq-and-world-affairs.html?_r=0)で、シリア情勢に関して、反体制勢力への武器供与で変化が生じると考えることが「常に幻想だった」と改めて述べた。

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米国防総省は、イラク・クルディスタン地域の主都アルビル市近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を行ったと発表した。

攻撃はイラク時間の8日午後1時45分に、FA18戦闘機2機(空母ジョージ・H・W・ブッシュ艦載機)によって行われたという。

ルダーウ・チャンネル(8月8日付)によると、米軍機が空爆を行ったのは、グウェルとマフムールで、ダーイシュ戦闘員数百人が死傷したという。

米国防総省はまた、現地時間で午後5時、6時20分にもダーイシュ拠点に対して空爆を行ったと発表した。

The New York Times, Ausut 8, 2014、Rudaw, August 8, 2014などをもとに作成。

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