イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月12日)

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シリア国内の動き

ハサカ県では、ARA News(8月12日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシリア軍の空軍情報部が、ジハード主義武装集団のグワイラーン自由人大隊によって占拠されているガザル検問所、ハサカ中央刑務所周辺などを砲撃、また人民防衛隊とグワイラーン自由人大隊が激しく交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

なおこの戦闘に先立ち、グワイラーン地区では11日、若者らによるデモが発生し、ダーイシュ(イスラーム国)にハサカ市での戦闘への介入と「背教と民兵からの解放」が求められた、という。

ARA News, July 12, 2014

ARA News, July 12, 2014

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハマーム市、ガラーニージュ市、キシュキーヤ町で、ダーイシュ(イスラーム国)がシュアイタート部族民兵ら住民18人を処刑した。

なお同地制圧に際して、ダーイシュはイラクで捕獲して米国製のハンヴィー(HMMWV)を投入したという。

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アレッポ県では、ARA News(8月14日付)によると、アアザーズ市近郊のラーイー町で、ダーイシュ(イスラーム国)とクルド人戦線旅団が交戦、またダーイシュはアアザーズ市東部のカッラ・クーズ村とジャーフ・ラッシュ村の住民(クルド人)を追放した。

イラク国内の動き

アンバール県では、マダー・プレス(8月12日付)がアンバール作戦司令室筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)によるイラクからシリアへの武器、ロケット弾の密輸、持ち込みがにわかに増加している、と報じた。

またラマーディー市西部では、警察筋によると、ダーイシュとの戦闘によって警察治安部隊、覚醒評議会のメンバー7人が死傷した。

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サラーフッディーン県では、サーマッラー作戦司令室によると、イラク軍の空爆でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員7人が死亡した。

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ディヤラ県では、第5機械化歩兵師団司令部によると、イラク軍がアズィーム地方における浄化作戦を完了した。

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バービル県では、治安筋によると、ジュルフ・サフル地方でのイラク軍の攻撃により、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員教練を統括するムハンマド・サイード・ダアミー氏ら複数の関係者が死亡した。

また同地方でのイラク軍の掃討作戦により、ダーイシュ戦闘員35人が死亡、10人が負傷した。

AFP, August 12, 2014、AP, August 12, 2014、ARA News, August 12, 2014、August 13, 2014、Champress, August 12, 2014、al-Hayat, August 13, 2014、Kull-na Shuraka’, August 12, 2014、al-Mada Press, August 12, 2014、Naharnet, August 12, 2014、NNA, August 12, 2014、Reuters, August 12, 2014、SANA, August 12, 2014、UPI, August 12, 2014などをもとに作成。

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