イスラエルのカッツ国防大臣:「ジャウラーニー(アフマド・シャルア暫定大統領)は朝起きるたびに、イスラエル軍が彼をヘルモン山の山頂から監視しているのを目にするだろう」(2025年3月12日)

タイム・オブ・イスラエルによると、イスラエルのイスラエル・カッツ国防大臣は、シリア領内への新たな侵攻と部隊駐留に関して、以下の通り述べた。

ジャウラーニー(アフマド・シャルア暫定大統領)がダマスカスの大統領府で毎朝、目を覚ます度に、彼はイスラエル軍が彼をヘルモン山の山頂から監視しているのを目にし、我々がここ(ヘルモン山)とシリア南部の安全地帯の全域にいて、彼と彼のジハード主義者の有人たちからゴラン高原とガリラヤ地方の住民を守っていることを思い出すだろう。
イスラエル軍は、シリアに無期限でとどまる用意ができている。我々はハルモン山の安全地帯を掌握し、シリア南部のすべての安全地帯は非武装化され、武器や脅威は排除される。

カッツ国防大臣によると、安全地帯とは2つの地域から構成される。
第1の地域はイスラエル国境(ラインB)から幅5キロの地帯で、同地にはシリア人約40000人が居住し、イスラエル軍は9ヵ所に拠点を設置している。
第2の地域は、同じく国境から幅15キロの地帯で、イスラエル軍はこれまでに数十回の攻撃を実施し、同地の武器を鹵獲し、敵対勢力の手に渡ることを阻止しているという。

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