ダマスカス県では、SANAによると、イスラエル軍戦闘機複数機がドゥンマル区にある住居1棟を狙って爆撃を行った。
ダマスカス県のアブドゥッラフマーン・ダバーグ治安局長によると、高齢の女性1人を含む3人が負傷した。
また、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)のダマスカス県および同郊外県の代表を務めるハサン・ハッサーン氏によると、標的となった住宅が大きな損害を受け、隣接する建物2棟も損害を受けた。
シリア人権監視団によると、爆撃はマシュルーウ・ドゥンマル地区にあるパレスチナのイスラーム聖戦機構のメンバーの住居を狙ったものと見られるという。
イナブ・バラディーがイスラーム聖戦機構の国民関係担当責任者のイスマーイール・サンダーウィー氏に取材したところによると、標的となったのは組織に帰属し、ズィヤード・ナハーラ書記長にかかわる住居だが、攻撃を受けた時には誰もいなかったと伝えた。
一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機1機がレバノンのベカーア県ジャンタ村に面するシャアラ地区を爆撃した
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が首都ダマスカスとアイン・ヌーリーヤ村を結ぶ街道沿線の旧シリア軍の拠点複数ヵ所に戦車などを新たに侵攻させ、サクリー連隊基地内で複数回にわたり爆発が発生、また第90旅団の陣地複数ヵ所も標的となり、爆発が確認された。
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