シリア革命開始14周年を記念して各地で記念集会が開催され、首都ダマスカスの集会にはシリア軍ヘリコプターが参加:シリア南部、北東部で記念集会は開催されず(2025年3月15日)

SANAによると、シリア革命開始(2011年3月15日)14周年を記念して、ダマスカス県ウマウィーイーン広場、イドリブ市サブア・バフラート広場、アレッポ県マンビジュ市で午後、記念集会やデモが行われた。

ウマウィーイーン広場での記念集会は、ダマスカス県知事によって呼びかけられ、シリア軍のヘリコプターが参加、会場に花を撒き、革命を祝福した。





国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、首都ダマスカスでのシリア革命開始(2011年3月15日)14周年集会にシリア軍のヘリコプターが参加したことにつて声明を発表した。

声明の内容は以下の通り:

シリアの人々は14年前、圧政に対して声を上げ、その結果、殺害、強制移住、拘束といった代償を払ったが、ついにアッラーの許しのもと、偉大なる勝利と確固たる解放に至った。 かつてシリア国民に死の業火を投下していたヘリコプターが、今では安心と安定の源となったことを皆が目にした。 我々はこれからもシリアの人々に忠誠を誓い、彼らの犠牲の結晶を守り、それを保護し、国民に奉仕する責務を果たし続ける。

内務省総合治安局がデモに先立って、安全を確保するとして会場一帯に展開した。



また、夜にも、ダマスカス県ウマウィーイーン広場、ハマー県ハマー市アースィー広場(集団礼拝と祝典)、アレッポ県アレッポ市サアドゥッラー・ジャービリー広場、ヒムス県ヒムス市、ダマスカス郊外県ドゥーマー市、ラタキア県ラタキア市で祝典が行われた。





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スワイダー24によると、スワイダー県スワイダー市のカラーマ広場では記念集会などは行われなかった。

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ダルアー県では、ダルアー24によると、ダルアー市の3月18日広場で、タファス市、ダーイル町などの住民が3月15日のシリア革命記念日(首都ダマスカスで最初の抗議行動が行われた日)を祝うデモを行った。

デモは比較的小規模だった。

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