ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ航空基地周辺での20日以降のシリア軍によるスカッド・ミサイルなどでの空爆や地雷の爆発で、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員70人が死亡した。
シリア軍はタブカ航空基地以外のラッカ県各所でも、ダーイシュの拠点に対して「樽爆弾」での空爆を行った。
シリア軍は24日には、タブカ航空基地に増援部隊をヘリコプターで派遣したという。
他方、クッルナー・シュラカー(8月22日付)によると、ダーイシュ・ラッカ州のシャリーア委員会が、ダーイシュ諜報機関の連絡調整担当官であるアブー・ウバイダ・マグリビー氏を含む3人を、背任、逃亡(トルコへの逃亡を計画)、欧米および地域諸国の諜報機関との内通の罪で処刑した。
マグリビー氏は、アレッポ県アイン・アラブ市出身のクルド人で、ダマスカス大学卒業後、2012年にダーイシュに参加していた。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフティームッラート村にクルド人戦線旅団やジハード主義武装集団が突入を試み、同村周辺でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
ダーイシュはまた、イスラーム戦線タウヒード旅団の本拠地であるマーリア市を砲撃した。
**
ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(8月22日付)によると、ヒサーン村で、ダーイシュ(イスラーム国)が、アブナー・イスラーム運動シャリーア委員会のムハンマド・シャイフ委員長(アブー・サッラージュ)を「背教」の罪で処刑した。
シャイフ委員長は、元政治犯で、釈放後にアンサール大隊に所属、その後アブナー・イスラーム運動シャリーア委員会の委員長に就任し、ダイル・ザウル県の他の武装集団とともにシャームの民のヌスラ戦線に忠誠を誓っていた。
**
ハサカ県では、ARA News(8月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、マギーラート村を奪還したと発表した。
声明によると、この戦闘で人民防衛隊隊員15人、ダーイシュ戦闘員100人以上が死亡した。
AFP, August 22, 2014、AP, August 22, 2014、ARA News, August 22, 2014、Champress, August 22, 2014、al-Hayat, August 23, 2014、Kull-na Shuraka’, August 22, 2014、al-Mada Press, August 22, 2014、Naharnet, August 22, 2014、NNA, August 22, 2014、Reuters, August 22, 2014、SANA, August 22, 2014、UPI, August 22, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.