諸外国の動き:シリア国内人口の50%が避難生活(2014年8月29日)

国連難民高等弁務官事務所はシリアでの紛争に関して声明を出し、2011年3月以降、19万1,000人が死亡、また国内にとどまっているシリア人の約50%にあたる650万人も避難生活を余儀なくされていると警鐘を鳴らした。

また同声明によると、レバノンに141万人、ヨルダンに60万8,000人、トルコに81万5,000人が避難しているという。

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英国のデヴィッド・キャメロン首相は会見し、英国内のテロ警戒レベルを1段階引き上げ、5段階のうち上から2番目にレベルに引き上げたと発表した。

シリアやイラクで活動するダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線などに参加している英国人戦闘員の帰国に警戒した動きだという。

AFP, August 29, 2014、AP, August 29, 2014、ARA News, August 29, 2014、Champress, August 29, 2014、al-Hayat, August 30, 2014、Kull-na Shuraka’, August 29, 2014、al-Mada Press, August 29, 2014、Naharnet, August 29, 2014、NNA, August 29, 2014、Reuters, August 29, 2014、SANA, August 29, 2014、UPI, August 29, 2014などをもとに作成。

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