トルコ大統領、シリア北部でのクルド人の勢力拡大を警戒(2015年1月27日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)のアイン・アラブ市での敗走に関連して、「我々はイラク、すなわちイラク北部の状況が繰り返されることを望まない。シリア北部に自治区が作られることを受け入れることは今のところできない」と述べ、西クルディスタン移行期民政局の勢力拡大を牽制した。

また『ヒュッリイェト』(1月27日付)によると、エルドアン大統領は「この問題に関してこれまでの姿勢を維持し、シリア北部がイラク北部のようにならないようにせねばならない。この政体(クルド自治政府)は、将来大きな問題の火種となるからだ」と述べたという。

『ハヤート』(12月28日付)が伝えた。

AFP, January 27, 2015、AP, January 27, 2015、ARA News, January 27, 2015、Champress, January 27, 2015、al-Hayat, January 28, 2015、Iraqi News, January 27, 2015、Kull-na Shuraka’, January 27, 2015、al-Mada Press, January 27, 2015、Naharnet, January 27, 2015、NNA, January 27, 2015、Reuters, January 27, 2015、SANA, January 27, 2015、UPI, January 27, 2015などをもとに作成。

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