アレッポでヌスラ戦線がハズム運動(穏健な反体制派)拠点を攻撃、制圧(2015年1月29日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、シャイフ・スライマーン村のハズム運動(穏健な反体制派)の拠点複数カ所を包囲・攻撃し、同地を制圧した。

シャイフ・スライマーン村制圧は、ハズム運動がヌスラ戦線メンバー2人を拘束したことをきっかけとしており、ハズム運動はアターリブ市の第46連隊基地方面に敗走した。

またシリア人権監視団によると、ヌスラ戦線は、ダーラ・イッザ市近郊に位置する第111連隊基地一帯のハズム運動拠点複数カ所を砲撃し、交戦した。

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同じくアレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月29日付)は、シャーム戦線の話として、アレッポ市旧市街にある史跡ウマイヤ・モスクをシリア軍が爆破し、モスク内の建物が甚大な被害を被った、と報じた。

シャーム戦線広報局長のムハンマド・アブー・シャイフを名のる活動家によると、シリア軍は反体制武装集団の進軍を阻止するため、旧市街各所に地下トンネルを掘削、爆発物を仕掛けているのだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・サワー村、ドゥーマー市郊外、ジャイルード市一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、またハーン・シャイフ・キャンプ郊外のサラーム街道沿いでシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍と反体制武装集団が交戦、またジスル・ライースに近い国際展示場跡に迫撃砲弾複数発が着弾した。

またシリア軍は同地区を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町、カフルズィーター市、サイヤード村、ハマーダト・ウマル村をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村・バルユーン村間、ハーン・シャイフーン市、ヒザーリーン村各所をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(1月29日付)によると、サルジャ村、ムーズラ村、マアヤーン村、ヒーラー村、クファイル村、カフルシャラーヤー村、ナフリヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサーの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)がラッカ市のタッル・アブヤド通り、アーマースィー通り、2月23日通りで若者多数を喫煙および服装に関する違反の罪で逮捕した。

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ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、ワアラ村、ウンム・シャルシューフ村、タッル・アブー・サナービル、サアン村、フーシュ・ハッジュー村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール大隊、ハマー・アキーダ旅団、イスラームの獅子旅団、イーマーン・ビッラー旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(1月29日付)によると、ハミーディーヤ村、ルハイヒーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 29, 2015、AP, January 29, 2015、ARA News, January 29, 2015、Champress, January 29, 2015、al-Hayat, January 30, 2015、Iraqi News, January 29, 2015、Kull-na Shuraka’, January 29, 2015、al-Mada Press, January 29, 2015、Naharnet, January 29, 2015、NNA, January 29, 2015、Reuters, January 29, 2015、SANA, January 29, 2015、UPI, January 29, 2015などをもとに作成。

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