英国務省は、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合の爆撃への参加を認める(2015年7月17日)

英国防省は、英空軍パイロットがシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合の空爆に参加したと発表した。

国防省は、「英国はシリアでの空爆を行ってはいない。しかし、我々には、同盟国との間で長期的な配備計画があり、英国人少数名が受け入れ国の司令のもとで活動している…。シリアで任務についているパイロットはいないが、シリアでこうしたことが行われている…。英国は、情報・諜報の収集、監視、偵察任務を通じて、ダーイシュに対する有志連合の空爆に参加しており、空爆はシリアのダーイシュ拠点を標的としている」と発表した。

一方、内閣報道官によると、2019年半ばに発生した化学兵器使用疑惑事件に際して、シリアへの軍事介入を国会に否決(9月)されたデビッド・キャメロン首相はこのことを承知しているという。

『ハヤート』(7月18日付)などが伝えた。

AFP, July 17, 2015、AP, July 17, 2015、ARA News, July 17, 2015、Champress, July 17, 2015、al-Hayat, July 18, 2015、Iraqi News, July 17, 2015、Kull-na Shuraka’, July 17, 2015、al-Mada Press, July 17, 2015、Naharnet, July 17, 2015、NNA, July 17, 2015、Reuters, July 17, 2015、SANA, July 17, 2015、UPI, July 17, 2015などをもとに作成。

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