『ハヤート』(2月9日付)は、シリア政府と国連の間で取り決められたヒムス市旧市街の人道支援物資搬入と住民退去のための停戦を72時間延長することが決定されたと報じた。
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ウムラーン・ズウビー情報大臣はSANA(2月9日付)に対して、「ジュネーブ合意における移行期統治機関に関して、我々は先方が多元的民主政治のプロセスの当事者となり、国家の復興発展に参加するのであれば、自由に議論されるべきだと理解している」と述べた。
そのうえで「政府代表団は、あらゆる問題、主題を議論・対話するが、ジュネーブで何らかの成果がもたらされた場合、それを受け入れるか否かの決定は、国民投票を通じて、シリア国民の意思のもとに審判されることになろう」と付言した。
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SANA(2月9日付)によると、10日に再開されるジュネーブ2会議第2ラウンドに出席するため、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣を団長とする政府代表団がジュネーブに到着した。
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SANA(2月9日付)によると、ラタキア市で、シリア軍によるテロとの戦い支持、ジュネーブ2会議におけるシリア政府代表団の活動支持、サウジアラビア、トルコによるテロ支援非難を訴えるデモが行われ、多数の市民が参加した。
デモでは、全長20メートルのシリア国旗、40メートル×25メートルのアサド大統領の写真などが掲げられた。
またデモには、バアス党ラタキア支部のムハンマド・シュライティフ書記長、サアドゥッラー・サーフィヤー人民議会議員、アンマール・アサド人民議会議員、サフワーン・アブー・サアディー・イドリブ県知事らが参加した。
AFP, February 9, 2014、AP, February 9, 2014、Champress, February 9, 2014、al-Hayat, February 9, 2014、February 10, 2014、Iraqinews.com, February 9, 2014、Kull-na Shuraka’, February 9, 2014、Naharnet, February 9, 2014、NNA, February 9, 2014、Reuters, February 9, 2014、Rihab News, February 9, 2014、SANA, February 9, 2014、UPI, February 9, 2014などをもとに作成。
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