シリア軍はヒムス県東部の戦略的要衝スフナ市奪還に向け、ダーイシュ掃討作戦を継続(2017年6月12日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市とダイル・ザウル市を結ぶ街道上に位置する戦略的要衝のスフナ市南西部のアーラーク油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(6月12日付)によると、シリア軍が「同盟者」とともに県東部のスフナ市に向けて進軍を続け、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、アブー・キッラ・ダムの北7キロに位置するドゥフール・ガナーイム地区の重要拠点複数カ所を制圧した。

また、シリア砂漠でのダーイシュ掃討作戦の第1段階で、タンフ国境通行所北東部のイラク国境地帯に到達したシリア軍は、同地での作戦を継続、前線司令官によると、過去4週間で約2万平方キロの地域(スィーン・タンフ回廊地域、ナースィリーヤ・マハッサ・ブサイラ・ウルヤーニーヤ・ハブラ・アッシュ・グラーブ山・ワアル信号所回廊)を制圧した。

SANA, June 12, 2017

ARA News, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

SANA, June 12, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月12日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の電力保全旅団基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、ラッカ市から撤退したダーイシュ(イスラーム国)戦闘員約800人が、ダイル・ザウル市およびその一帯に展開した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県東部のバルグーティーヤ村、アカーリブ村一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 12, 2017、AP, June 12, 2017、ARA News, June 12, 2017、Champress, June 12, 2017、al-Hayat, June 13, 2017、Kull-na Shuraka’, June 12, 2017、al-Mada Press, June 12, 2017、Naharnet, June 12, 2017、NNA, June 12, 2017、Reuters, June 12, 2017、SANA, June 12, 2017、UPI, June 12, 2017などをもとに作成。

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