トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、首都アンカラで記者団に対して、「西クルディスタン移行期民政局に対する軍事作戦がシリア「侵略」の口実となってはならない」とのフランスのエマニュエル・マクロン大統領の発言を非難、「トルコに教訓を与えることができるのはフランスでもなければ、それ以外の国でもない。彼らはこの作戦の目的を熟知すべきだ…。フランスのような国が、国際法に準じて実施されている作戦にコメントすることは、侮辱だ」と反論した。
チャヴシュオール外務大臣は一方、30日に閉幕したソチでのシリア国民対話大会に、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線の指導者アリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)氏が出席したことに関して、トルコの当局が、指名手配中の「テロリスト」である同氏の身柄引き渡しをロシア政府に要請したことを明らかにした。
AFP, February 1, 2018、ANHA, February 1, 2018、AP, February 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2018、al-Hayat, February 2, 2018、Reuters, February 1, 2018、SANA, February 1, 2018、UPI, February 1, 2018などをもとに作成。
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