反体制武装集団は首都ダマスカスを砲撃し、1人が死亡(2018年2月11日)

ダマスカス県では、SANA(2月11日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がウマウィーイーン広場一帯、アッバースィーイーン地区、ドゥワイラア地区を爆撃し、住民1人が死亡、3人が負傷した。

一方、『ハヤート』(2月12日付)によると、シリア軍が反体制武装集団が活動を続ける東グータ地方への爆撃・砲撃を再開した。

攻撃は、シリア軍防空部隊によるシリア領空でのイスラエル軍戦闘機撃墜を受け、中断されていたという。

シリア人権監視団によると、攻撃はドゥーマー市、サクバー市、ダマスカス県ジャウバル区などに対して行われ、5人が死亡、40人が負傷した。

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スワイダー県では、SANA(2月11日付)によると、ダルアー県東部で活動を続ける反体制武装集団がクライヤー町を砲撃し、1人が死亡、2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月11日付)によると、ハルファー村でシャーム解放機構が敷設したと思われる地雷が爆発し、3人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(2月11日付)によると、ハドル村でシャーム解放機構が敷設したと思われる地雷が爆発し、2人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(2月11日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ラターミナ町一帯でシャーム解放機構やイッザ軍からなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(2月11日付)によると、シリア軍がタッル・ウマリー村近郊で反体制武装集団と交戦した。

AFP, February 11, 2018、ANHA, February 11, 2018、AP, February 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2018、al-Hayat, February 12, 2018、Reuters, February 11, 2018、SANA, February 11, 2018、UPI, February 11, 2018などをもとに作成。

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