2014年1月25日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)の副ワーリーの名で声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ラッカ革命家旅団などラッカ県の反体制武装集団に1月29日まで降伏するよう最後通告を出した。

Kull-na Shuraka', January 25, 2014

Kull-na Shuraka’, January 25, 2014

声明には「改悛を望む者に対して、2014年1月29日まで改悛の扉は開かれるが、それ以降はラッカ州のワーリーによって開かれない限り閉ざされることになろう」と表明され、身柄投降、武装解除が求められている。

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ハラブ・ニュース(1月25日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が制圧したアレッポ県バーブ市を「マディーナ・ムナウワラ」(メディナの正式名)に改称したと報じた。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の武装集団の戦闘停止を呼びかけたサウジアラビアの説教師アブドゥッラー・ムハイスニー氏による「ウンマ・イニシアチブ」(23日)に関して、シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が声明を出し、歓迎の意を表した。

ジャウラーニー氏は「些細な見解の相違によって対立し合ってきたすべての者たちが戦闘を停止し、偉大なるアッラーの最低に服することに合意し、ヌサイリー体制との戦いに再び努力を集中させるのを目の当たりにしている」と述べ、ムハイスニー氏によるイニシアチブが成果を上げていると主張、これを高く評価した。

ムフスィニー氏は、シャーム全域での即時停戦、すべての当事者の満足するような無所属のカーディーからなるシャリーア法廷の設置をイニシアチブ発表から5日以内に実現するよう呼びかけていた。

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ムスタファー・トゥラース元国防大臣の長男のフィラース・トゥラース氏はフェイスブックで「シリア政府はいずれ、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)にジュネーブ合意への署名を求める」だろうと述べ、退任を拒否する政権の姿勢を批判した。

 

AFP, January 25, 2014、AP, January 25, 2014、Champress, January 25, 2014、Halabnews.com, January 25, 2014、al-Hayat, January 26, 2014、Iraqinews.com, January 25, 2014、Kull-na Shuraka’, January 25, 2014、Naharnet, January 25, 2014、NNA, January 25, 2014、Reuters, January 25, 2014、Rihab News, January 25, 2014、SANA, January 25, 2014、UPI, January 25, 2014などをもとに作成。

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