ロシア軍使節団が監視所設置の準備のためイドリブ県を視察:エルドアン大統領「今週中に最後となる監視所をイドリブ県の2カ所に設置する」(2018年5月13日)

『ワタン』(5月13日付)は、ロシア軍の使節団が、イドリブ県南部のウンム・サフリージュ村、タッル・マラク村および同県東部のヒジャーズ鉄道線路以東の一帯を視察したと伝えた。

視察はロシア軍の監視所設置を準備するため。

ロシア軍の監視所は、トルコ軍が同地に既に設置している監視所に対峙するかたちで設置される予定だという。

al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブールのアタテュルク国際空港での記者会見で、「トルコは最後となる監視所をイドリブ県内の2ケ所に来週中に設置する…。lこれにより、イドリブ県の問題はかなり解決するだろう」と述べた。

アナトリア通信(5月13日付)が伝えた。

AFP, May 13, 2018、Anadolu Ajansı, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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