シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県で武装集団戦闘員の暗殺相次ぐ(2018年5月13日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月13日付)によると、マアッラト・ミスリーン市近郊の街道で、ナスル軍の車が爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

車は、アレッポ県アフリーン市から戻る途中だったという。

また、シャーム解放機構のメンバーがカフルナブル市とハザーリーン市を結ぶ街道で襲撃され、1人が死亡、1人が負傷した。

このほか、サルキーン市近郊で、1ヶ月前に拉致されていたイドリブ県政治委員会メンバーのアブドゥッラー・シャウキー・ダラア氏が殺害された。

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イナブ・バラディー(5月14日付)は、イドリブ県ビンニシュ市にあるシャーム解放機構の拘置所で収監されていたダーイシュ(イスラーム国)の捕虜28人が数日前に脱走していたと伝えた。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、‘Inab Baladi, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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