ダルアー県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配地域に対する攻撃を続け、県東部の戦略的要衝ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村を制圧し、県中部のイズラア市からスワイダー県にいたる地域を掌握、件北部の反体制派支配地域を孤立させる一方、フラーク市、ナーフタ町方面に南進を続けた。
ムライハト・アタシュ村で爆発物などの撤去を実施した工兵部隊は、野戦病院でイスラエルやサウジアラビアで製造された薬品や、大量の西側諸国製化学物質や弾薬を貯蔵した施設を発見した。
シリア軍はまた、ダルアー市東部一帯、および西部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、南部中央作戦司令室に所属する武装集団が、シリア軍に応戦し、喪失した拠点のほとんどを奪還する一方、東ムライハ村上空でシリア軍のSu-22戦闘機を撃墜したと伝え、その映像を公開した。
これに関して、AKI(6月26日付)も、反体制武装集団が地対空ミサイルでシリア軍所属と思われる戦闘機を撃墜したと伝えた。
AFP, June 26, 2018、AKI, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。
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