イスラエル軍がダマスカス国際空港近くをミサイル攻撃、標的をめぐり憶測が飛び交う(2018年6月26日)

SANA(6月26日付)は、イスラエル軍が25日深夜から26日に未明にかけて、「テロ組織支援の一環」としてシリア領内を攻撃、ミサイル2発がダマスカス郊外県のダマスカス国際空港近くに着弾、火災が発生したと伝えた。

これに関して、シリア軍およびその同盟勢力の軍事攻勢を分析するサイトノールス研究センターは、テレグラム(6月26日付)を通じて、テヘランから飛来したイランの航空機2機とシリアの航空機1機がダマスカス国際空港に着陸、イスラエル軍の攻撃はこれらの航空機の貨物を標的としていたと思われると伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、親政権の複数のサイトでは、シリア軍の武器庫、ヒズブッラーの拠点が標的となったとの情報が錯綜していると伝えた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Nors for Studies, June 26, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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