ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(3月6日付)によると、カーミシュリー市で、アサド政権を支持するデモ行進が行われた。
デモ参加者は「アサドのシリア」、「我ら男たちはあなたのためにある、バッシャール」などと連呼し行進、同市の治安を担当する民主統一党のアサーイシュは参加者たちのために道路を開放したという。
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SANA(3月6日付)によると、ラタキア県ジャブラ市で、軍による「テロとの戦い」を支持するデモが行われ、多数の市民が参加した。
またヒムス市のバアス大学では、アルメニア地区などに対するテロ行為に反対するデモが行われ、数千人の学生が参加した。
さらにダマスカス県では、労働省および社会問題省職員の集合住宅で、バアス革命(1963年3月8日)を祝うデモが行われ、「テロ行為」拒否などが叫ばれた。
なお、バアス革命を祝う祝典は、ダルアー市のバアス党支部でも行われたという。
一方、アレッポ市では、アレッポ大学学生がバアス党支部前で、イスラエルによるゴラン高原(ハミーディーヤ村)への砲撃に抗議するデモを行った。
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アサド大統領は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領に宛てた電報のなかで、ウクライナ情勢をめぐるロシアの姿勢に関して、「過激なテロリストによる正統性や民主制へのクーデタの試みに対抗し、友好国ウクライナの治安と安定の回復をめざす大統領の努力に連帯の意を示す」と支持を表明した。
SANA(3月6日付)が伝えた。
AFP, March 6, 2014、AP, March 6, 2014、ARA News, March 6, 2014、Champress, March 6, 2014、al-Hayat, March 7, 2014、Iraqinews.com, March 6, 2014、Kull-na Shuraka’, March 6, 2014、Naharnet, March 6, 2014、NNA, March 6, 2014、Reuters, March 6, 2014、SANA, March 6, 2014、UPI, March 6, 2014などをもとに作成。
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