西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)のヌーリー・マフムード報道官は、12日にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がシリア北東部ユーフラテス川東岸への侵攻の意思を改めて示したことに関して、AFP(12月14日付)に対して「いかなる勢力からのいかなる攻撃に対しても、我々は自衛措置を講じる。シリア北部へのいかなる攻撃も、(ダイル・ザウル県の)ハジーン市での(ダーイシュ(イスラーム国)との)戦闘に悪影響を及ぼす。同地で戦闘中の部隊が北部を防衛するために撤退することになるからだ」と述べた。
マフムード報道官はまた「米国、そして有志連合はシリア北部に対して義務を負っている。国境地帯の監視所は、これらの国々が果たす義務の一環で、トルコの安全保障が脅かされないようにするためのものだ」と付言した。
AFP, December 13, 2018、ANHA, December 13, 2018、AP, December 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2018、al-Hayat, December 14, 2018、Reuters, December 13, 2018、SANA, December 13, 2018、UPI, December 13, 2018などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.