反体制系サイトのイナブ・バラディー(12月13日付)は、ガド潮流のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー代表(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)が今週、トルコを訪問し、数年にわたる断交を解消したと伝えた。
ジャルバー氏は、ロシア、米国と関係を保ち、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)およびYPG主体のシリア民主軍と、ラッカ県、ダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)との戦いで連携したシリア・エリート部隊を率いる一方、ダマスカス郊外県東グータ地方、ヒムス県北部・ハマー県南部でのシリア政府との反体制派の停戦・和解を仲介してきた。
イナブ・バラディーによると、ジャルバー氏は今週、トルコの首都アンカラを訪問し、トルコ政府高官と会談、トルコとの関係を再開し、連携することで合意した。
なお、ジャルバー氏とトルコ政府高官の会談はこれが初めではないという。
AFP, December 13, 2018、ANHA, December 13, 2018、AP, December 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2018、al-Hayat, December 14, 2018、‘Inab Baladi, December 14, 2018、Reuters, December 13, 2018、SANA, December 13, 2018、UPI, December 13, 2018などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.