ヨルダン政府:国境から50キロ以内の地域からの「イランの民兵」の完全撤退がジャービル国境通行所再開の条件(2020年12月16日)

アラビー21(12月16日付)は、ヨルダン政府がダルアー県のナスィーブ国境通行所に面するジャービル国境通行所の処遇について、国境から50キロ以内の地域からの「イランの民兵」とレバノンのヒズブッラーの完全撤退が行われない限り再開はされないとの立場を示していたと伝えた。

ヨルダン政府は、ロシアの支援を受ける第5軍団所属第8旅団司令官を務め、「ダルアーのカエル」の異名で知られていたアフマド・アウダ氏(元スンナ青年旅団司令官)との10月末の首都アンマンでの会談で、書簡を通じてこの条件を示していたという(http://syriaarabspring.info/?p=74584)。

ヨルダン政府は新型コロナウイルス感染症対策を理由に、8月12日にジャービル国境通行所を閉鎖していた。

AFP, December 17, 2020、ANHA, December 17, 2020、‘Arabi 21, December 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 17, 2020、Reuters, December 17, 2020、SANA, December 17, 2020、SOHR, December 17, 2020などをもとに作成。

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