ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は695,609人に(2021年8月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月21日付)を公開し、8月20日に難民319人(うち女性95人、子供162人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は695,609人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者300,361人(うち女性90,270人、子ども152,905人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は924,889人(うち女性277,546人、子供471,396人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は97,085人(うち女性36,932人、子供33,087人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,365,681人(うち女性419,491人、子供676,087人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 21, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.