大統領選挙をめぐる動き(2014年5月13日)

大統領選挙に立候補しているマーヒル・アブドゥルハフィーズ・ハッジャール人民議会議員は、自身の政策綱領を発表した。

SANA(5月13日付)によると、この綱領のなかで、ハッジャール候補は、BRICs諸国、上海条約機構などとの関係強化、帝国主義・シオニズム陣営との対抗、「アラブ人民の意思に応えるような愛国的、民主的、世俗的なアラブ地域機関の樹立」、イスラエルによる占領地の解放を骨子とする外交方針を示した。

また内政、とりわけ現下の紛争への対応に関して、ハッジャール候補は、「愛国」、「経済」、「社会」を基軸に据え、「国民が求める愛国的、経済的、社会的な任務を遂行する能力を持った強力な世俗国家の建設」を主唱した。

そのうえで、社会的公正の深化、5カ年計画に基づく復興事業の推進、賃上げなどを通じた貧困問題への対処、汚職撲滅、恩赦などを掲げ、「血、破壊と無縁なシリア」をめざすと表明した。

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SANA(5月13日付)によると、ダマスカス県各所、ダマスカス郊外県カタナー市、ハマー市、ヒムス市(シャンマース地区)、ダルアー県バスィール村、スワイダー市、ハサカ市、イドリブ市、タルトゥース市で、人民諸組織、職業諸組合などが大統領選挙の実施を支持する集会を開き、アサド大統領への支持を訴えた。

 

SANA, May 12, 2014

SANA, May 12, 2014

 

AFP, May 13, 2014、AP, May 13, 2014、ARA News, May 13, 2014、Champress, May 13, 2014、al-Hayat, May 14, 2014、Kull-na Shuraka’, May 13, 2014、al-Mada Press, May 13, 2014、Naharnet, May 13, 2014、NNA, May 13, 2014、Reuters, May 13, 2014、SANA, May 13, 2014、UPI, May 13, 2014などをもとに作成。

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