諸外国の動き(2014年6月2日)

ダルアー県タッル・シハーブ町でシリア人避難民問題への対応にあたっている「自由シリア軍」の支援活動家アリー・リファーイー氏は『ハヤート』(6月3日付)に対し、ヨルダン当局が数日前に、シリア国内の避難民数万人への食糧医療支援の配給のため、タッル・シハーブに面する国境通行所を非公式に新設・開放した、と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見で、国連憲章第7章に基づき周辺諸国からシリア領内への人道支援物資搬入を求める安保理決議案(オーストラリア、ルクセンブルグ、ヨルダンが共同提案)に関して「シリアの危機への外国の介入が必要だとの支持を世論で動員する口実…として利用されてはならない」としたうえで、「我々はこうした提案を提示する者の目論見を知っているので受け入れられない」と拒否した。

ロイター通信(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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