アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線と「穏健な反体制派」の第13師団は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市での対立を解消するため、双方の本部やメンバーへの攻撃を行わないこと、SNSでの非難や嫌がらせの応酬やデモを停止することをなどを骨子とする和解文書を交わした。
文書はヌスラ戦線、第13師団が対立解消のために設置合意していた独立司法委員会(裁判所)が発表したもので、双方の代表者、証人2人が署名している。
しかし、この合意文書に関して、第13師団は声明を出し、師団の代表者として署名したシャイフのアフマド・アルワーン氏が師団メンバーではなく、マアッラト・ヌウマーン市の代表者として、個人の責任において合意したものだと主張した。
また、マアッラト・ヌウマーン市の住民の怒りが高まったままだとしたうえで、ヌスラ戦線によって殺害された第13師団のメンバー、捕獲された師団の武器弾薬への対処が合意には明記されていないと非難、独立司法委員会に対して、2日以内にこの点に関するヌスラ戦線と第13師団の意見の相違を解消するよう要請した。
AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。
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