Monthly Archives: 3月 2019

国連安保理でトランプ米大統領がシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認する大統領令に署名したことへの対応を協議するための緊急会合が開催、常任・非常任理事国14カ国はこれに反対(2019年3月27日)

国連安保理では、ドナルド・トランプ米大統領がシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認する大統領令に署名したことへの対応を協議するための緊急会合が開催された。 緊急会合はシリアの要請で開催されたもの。 米国はトラン … Read More

イスラエル軍戦闘機がアレッポ市郊外をミサイル攻撃、シリア軍防空部隊が応戦(2019年3月27日)

シリア軍消息筋は、27日午後23時、イスラエルがアレッポ市北東のシャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)内の複数カ所に対してミサイル攻撃を行ったのを受け、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、ミサイル多数を撃破したと発表した。 … Read More

諜報機関の車に乗った武装集団がナスィーブ国境通行所(ダルアー県)に掲げられていたバッシャール・アサド大統領、ハーフィズ・アサド前大統領の写真を破る(2019年3月27日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、武装した一団が複数の車に分乗して、ヨルダンとの国境に面するナスィーブ国境通行所を進入し、メイン・ゲートからヨルダンとの国 … Read More

YPG報道官「誰も、武力を行使すると脅迫して、我々に何かを押しつけることはできない」(2019年3月27日)

人民防衛部隊(YPG)総司令部のライドゥール・ハリール報道官は「脅迫の時は終わった。誰も、武力を行使すると脅迫して、我々に何かを押しつけることはできない」と述べた。 ハリール報道官はまた「政治的解決、そして対話はシリア民 … Read More

アアザーズ市近郊の国内避難民キャンプ閉鎖、バッル村に移転(2019年3月27日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)によると、アアザーズ市地元評議会は、同市東部のフール市場地区に設置されていたタダームン避難民キャンプを閉鎖し、収容されていた避難民をバッル村のキャンプに移動させると発 … Read More

第5軍団がダルアー県サフワ村の住民らへの嫌がらせを戒めるため、空軍情報部の検問所を襲撃、将兵を殴打(2019年3月27日)

ダルアー県では、ハウラーン自由人連合のフェイスブックのアカウント(3月27日付)によると、第5軍団のアフマド・アフダ司令官が同軍団の兵士複数と、サフワ村にある空軍情報部の検問所を襲撃し、ジハード・アブー・ルーワード准将を … Read More

カタール外務省報道官「カタールはシリア復興の取り組みの一部を担う」(2019年3月27日)

カタール外務省のルールワ・ラーシド・ハティーブ報道官はアル・モニター(3月27日付)とのインタビューに応じ、そのなかで「カタールはシリア復興の取り組みの一部を担うだろう。しかし、これには、(復興による)受益者が真にこの取 … Read More

シリア各地で前日に続き、ゴラン高原へのイスラエルの主権を承認したトランプ米大統領の決定を抗議するデモ(2019年3月27日)

シリア各地で前日に続き、バアス党、人民諸組織、組合諸組合の呼びかけで、ドナルド・トランプ米大統領が25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに抗議するデモが行われ、多くの住民が参加し … Read More

シリア軍はハマー県で反体制武装集団の無人航空機1機を撃墜(2019年3月27日)

ハマー県では、SANA(3月27日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町上空から飛来してきた無人航空機1機を撃破、また同地一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃した。 この無人航空機は爆弾を搭載していたという … Read More

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから164人、ヨルダンから882人の難民が帰国、避難民164人が帰宅(2019年3月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月27日付)を公開し、3月26日に難民1,046人が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは164人(うち女性49人、子供84人 … Read More

米主導の有志連合は3月10日~23日までの14日間でシリア・イラク領内で250回の爆撃を実施(2019年3月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月10日~23日の14日間でのシリア、イラク両国における有志連合の爆撃の戦果をHPで発表した。 それによると、両国領内でのダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対する爆撃回数は250回で、う … Read More

米国務省報道官:米軍のシリア駐留は国際法上は集団自衛権、国内法上はAUMFに基づいており合法(2019年3月26日)

米国務省報道官は、『ニューズウィーク』(3月26日付)の取材に対し、「米国と有志連合諸国はダーイシュ(イスラーム国)を敗北させるためにシリアにいるという明確な法的権限を有している、そう我々は一環して主張してきた」と応えた … Read More

シリア政府とシャーム解放機構(アル=カーイダ)が拘留者3人の解放とシリア軍兵士の集団墓地を示した地図を交換することで合意、ホワイト・ヘルメットが拘留者の身柄を引き取る(2019年3月26日)

シリア政府は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構との交渉の末、5年前から拘束している男性2人と女性1人を解放する見返りとして、イドリブ県東部の集団墓地の所在を示した地図を受け取ることで合意した。 これを受け … Read More

トルコのチャヴシュオール外務大臣「一部アラブ諸国はイスラエルと米国を恐れてトランプ大統領を敢えて批判していない」(2019年3月26日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ドナルド・トランプ米大統領が25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに関して「一部アラブ諸国はイスラエルと米国を恐れてトランプ大統領 … Read More

国連安保理の常任・非常任理事国を務める欧州5カ国、アラブ諸国、日本などもトランプ米大統領がゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認する大統領に署名したことに反対(2019年3月26日)

国連安保理の常任・非常任理事国を務める欧州5カ国(英国、フランス、ドイツ、ポーランド、ベルギー)の代表は、ニューヨークの国連本部で記者会見を開き、ドナルド・トランプ米大統領が25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの … Read More

反体制派が、トランプ米大統領がゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認する大統領に署名したことに初めて意見を表明(2019年3月26日)

トルコの支援を受け、アレッポ県北部で活動を続ける国民解放戦線は声明を出し、ドナルド・トランプ米大統領が25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに関して「完全に拒否し、批判する」と表 … Read More

ヒズブッラーのナスルッラー書記長「トランプ米大統領の決定は国際法への侮辱、国際機関の無力を示している」(2019年3月26日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、マナール・チャンネル(3月26日付)を通じて演説を行い、ドナルド・トランプ米大統領が25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに … Read More

シリア各地で、トランプ米大統領がゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認する大統領に署名したことに抗議する大規模デモ(2019年3月26日)

ヒムス市、スワイダー市、ダルアー市、ハサカ市、ハマー市、スカイラビーヤ市(ハマー県)、サラミーヤ市(ハマー県)、バアス市(クナイトラ県)、ラタキア市、ダイル・ザウル市、アレッポ市で、バアス党、人民諸組織、組合諸組合の呼び … Read More

レバノンのアウン大統領「レバノンにいるシリア難民を帰還させるため、レバノン・ロシア・シリア三カ国の行動を推進させる」(2019年3月26日)

レバノンのミシェル・アウン大統領は、訪問先のロシアの首都モスクワでヴラジミール・プーチン大統領との会談後、OTV(3月26日付)に対して、レバノンにいるシリア難民を帰還させるため、レバノン・ロシア・シリア三カ国の行動を推 … Read More

マヤーディーン市(ダイル・ザウル県)で国防隊の本部が自爆攻撃を受け、13人死亡(2019年3月26日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)によると、マヤーディーン市になる国防隊の本部が、自爆攻撃を受け、なかにいた民兵13人が死亡、15人が負傷した。 AFP, March 26, 2019、ANHA … Read More

アレッポ県北部のタッル・リフアト市一帯でロシア・トルコ両軍が合同パトロールを初めて実施(2019年3月26日)

トルコ国防省は声明を出し、アレッポ県北部のタッル・リフアト市一帯でロシア・トルコ両軍が合同パトロールを初めて実施したと発表した。 タッル・リフアト市一帯は、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治をしており、トルコの占領 … Read More

ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「米国はトルコと国境に安全地帯を設置しようとしており、そこにはYPGは駐留しない」(2019年3月26日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は、ワシントンDCで記者会見を開き、北・東シリア自治局の支配下にあるシリア北東部の処遇に関して、「すべての当事者を満足させる解決策を検討している」としたうえで、「米国はトル … Read More

バーブ市(アレッポ県)東方のバーブ軍事評議会(YPG主体のシリア民主軍所属)拠点をトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が砲撃(2019年3月26日)

アレッポ県では、ANHA(3月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、バーブ市の東に位置するシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、クールフユーク村、ブーガーズ村にあるバーブ軍事評議会(人 … Read More

ロシア当事者和解調整センターと国外難民帰還調整委員会がルクバーン・キャンプの難民の処遇改善・帰還に向けた対応を協議(2019年3月26日)

ロシア当事者和解調整センターと国外難民帰還調整委員会が、ヒムス県スフナ市南部のジュライギーム通行所で調査会合を開き、米国が占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバー … Read More

シリア軍はアレッポ県、イドリブ県、ハマー県でシャーム解放機構などと交戦、砲撃により子供2人が死亡(2019年3月26日)

アレッポ県、ANHA(3月26日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、アレッポ市ラーシディーン地区、ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃、これに対してシリア軍もアレッポ市西の反体制派支配地域(ラーシディーン地区、 … Read More

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから179人、ヨルダンから433人の難民が帰国、避難民144人が帰宅(2019年3月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月26日付)を公開し、3月25日に難民612人が新たに帰国したと発表した。 このうちレバノンから帰国したのは179人(うち女性54人、子供92人)、 … Read More

シリアのアル=カーイダから離反したヌールッディーン・ザンキー運動はトルコの求めに応じ、組織を解体し、国民軍マジド軍団第3旅団として再編(2019年3月25日)

ヌールッディーン・ザンキー運動は声明を出し、組織を完全解体し、国民軍のマジド軍団第3旅団として再編したと発表した。 『イェニ・シャファク』(1月30日付)は、ヌールッディーン・ザンキー運動が1月にシャーム解放機構との抗争 … Read More

マンビジュ市(アレッポ県)でダーイシュによると思われる集団がマンビジュ軍事評議会(YPG主体のシリア民主軍所属)の検問所を攻撃し、7人を殺害(2019年3月25日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会は声明を出し、アレッポ県マンビジュ市の西部入口に設置されている検問所が武装集団の攻撃を受け、マンビジュ軍事評議会の戦闘員7人が殺害された。 マンビジュ軍 … Read More

トルコ軍F-16戦闘機が緊張緩和地帯第1ゾーンに指定されているイドリブ県とハマー県北部上空を初めて飛行(2019年3月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月25日付)は、緊張緩和地帯第1ゾーンに指定されているイドリブ県とハマー県北部上空をトルコ軍のF-16戦闘機が飛行したと伝えた。 トルコ軍戦闘機が同地上空を飛行するのは今回が初めて。 また同サイ … Read More

イドリブ県でシャーム解放機構との衝突で避難民1人が死亡、関係者の処罰などを骨子とする和解合意が交わされる(2019年3月25日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月25日付)によると、軍事・治安権限を握るシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構が、ハマー県ラターミナ町からの避難民の処遇をめぐる対立を解消するための合意を避難民キャンプの名士 … Read More