イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月13日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、クルド人戦線旅団などからなる武装集団の残党と交戦の末、アフタリーン市、トゥルクマーン・バーリフ町、マスウーディーヤ村、アズィーズィーヤ村、ドゥワイビク村、グーズ村を制圧した。

この戦闘で、ダーイシュ戦闘員8人、武装集団戦闘員31人が死亡した。

クルド人戦線旅団によると、ダーイシュの攻勢は12日に本格化、一部の武装集団が撤退し、アフタリーン市へのダーイシュ侵攻の余地を与えたことが敗因だとし、これらの武装集団を非難した。

同地は、7月末の戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線など主要なジハード主義武装集団が撤退していた。

シリア人権監視団によると、アフタリーン市は、イスラーム戦線の主要な拠点であるマーリア町やアアザーズ市攻略に向けた戦略的要衝。

一方、シリア軍は、ダーイシュの拠点の一つバーブ市を空爆、ダーイシュ戦闘員多数を含む住民が死傷した。

またシリア軍は、同じくダーイシュによって占拠されているマンビジュ市およびマンビジュ市・バーブ市間の街道一帯を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているティヤーナ村を空爆した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市のグワイラーン地区が砲撃を受けた。

住民によると、砲撃はシリア軍、ないしは西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によるものだという。

また同地区でのグワイラーン自由人大隊との戦闘で、人民防衛隊の隊員11人が戦死した。

イラク国内の動き

アンバール県では、アンバール作戦司令室筋によると、イラク軍がラマーディー市西部のワーディー地区を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員9人を殺害した。

マダー・プレス(8月13日付)が伝えた。

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キルクーク県では、キルクーク県警察筋によると、キルクーク市内で爆弾を積んだ車が爆発し、乗っていたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員2人が死亡した。

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サラーフッディーン県では、県治安筋によると、ティクリート市南部のドゥジャイル郡で、イラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が戦闘、双方に9人の死傷者が出た。

AFP, August 13, 2014、AP, August 13, 2014、ARA News, August 13, 2014、Champress, August 13, 2014、al-Hayat, August 14, 2014、Kull-na Shuraka’, August 13, 2014、al-Mada Press, August 13, 2014、Naharnet, August 13, 2014、NNA, August 13, 2014、Reuters, August 13, 2014、SANA, August 13, 2014、UPI, August 13, 2014などをもとに作成。

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