エレム・ニュースは、シリアの複数の政治筋の話として、バッシャール・ジャアファリー駐ロシア・シリア大使が外務在外居住者省からの帰国命令を拒否し、ロシアに人道的保護を求めて亡命を申請したと伝えた。
匿名筋によると、ジャアファリー大使は、帰国命令に驚きを示したうえで、「帰国を拒否したのは、地位に執着しているからではなく、退職年齢をすでに超えており、継続的な治療を要する健康状態にあるためだ」と述べた。
だが、情報筋によれば、ジャアファリー大使は、外務在外居住者省の決定、とりわけ現地大使館の職員のなかから臨時代理大使を任命するとした点について、「近視眼的で場当たり的なもので、シリアの利益を損なうものだ」と問題視しているという。
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