アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣らシリアの上級使節団が、ロシアを公式訪問したことを受けて、シリア人権監視団は、アサド前政権下のシリアでのロシア軍の爆撃による死者数を発表した。
それによると、ロシア軍がシリア領内での爆撃を開始した2015年9月30日から、アサド政権が崩壊した2024年12月8日する直前の2024年11月30日までの約110ヵ月間で、ロシア軍の爆撃による死者数は21,280人に達している。
内訳は以下の通り:
・民間人8,763人(子供2,126人、女性1,330人、男性・少年5,307人)
・ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員6,244人
・反体制派、イスラーム主義勢力、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、その他外国人戦闘員など6,273人
同監視団によれば、ロシア軍は作戦で、テルミット焼夷剤など国際法で禁止された兵器を使用した。
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