諸外国の動き:デミストゥラ共同特別代表が仏外相、反体制活動家、露外相らと相次いで会談(2014年12月4日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は3日晩と4日、パリでフランスのローラン・ファビウス外務大臣およびフランス大統領府高官、シリア革命反体制勢力国民連立のバスマ・カドマーニー女史、ミシェル・キールー氏らと個別に会談した。

デミストゥラ共同特別代表はまた4日、スイスのバーゼルに移動し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、その後再びパリに戻った。

『ハヤート』(12月5日付)によると、パリでの会談では、デミストゥラ共同特別代表が提案するアレッポ市での戦闘中止に関して意見が交わされ、同共同特別代表からは、戦闘中止と停戦の定義の違いなどの説明があった。

これに対して、ファビウス外務大臣らは、戦闘停止がアサド政権に資さないかたちでなされるべきだとの意見表明があったという。

AFP, December 4, 2014、AP, December 4, 2014、ARA News, December 4, 2014、Champress, December 4, 2014、al-Hayat, December 5, 2014、Kull-na Shuraka’, December 4, 2014、al-Mada Press, December 4, 2014、Naharnet, December 4, 2014、NNA, December 4, 2014、Reuters, December 4, 2014、SANA, December 4, 2014、UPI, December 4, 2014などをもとに作成。

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