シャーム自由人イスラーム運動のアミールの一人アブー・サーリフ・タッハーン氏は声明を出し、イドリブ県アブー・タルハ村にあるシャーム自由人イスラーム戦線所属のアブー・タルハ・アンサーリー大隊本部に対する自爆攻撃(14日)をダーイシュ(イスラーム国)の犯行と断じたうえで、イドリブ県からダーイシュを浄化するとの意思を示した。
SNN(7月15日付)が伝えた。
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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月15日付)によると、カフルナブル市で、2人の男性が、シャームの民のヌスラ戦線のメンバーの一人ジハード・フサイニー氏の車に爆弾を仕掛けようとしていた最中に爆弾が爆発し、爆弾をしかけようとしていた1人が死亡、1人が負傷した。
負傷した男性はカフルナブル市出身のアンマール・ハサン・アクディー氏で、現場で逮捕され、ヌスラ戦線の聴取を受けるため病院に搬送されたという。
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シャームの民のヌスラ戦線が声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方で拘束していたイスラーム軍戦闘員25人(司令官6人を含む)の身柄をイスラーム軍に引き渡したと発表した。
ヌスラ戦線の声明声明によると、この25人はイスラーム軍の兵役委員会のメンバーで、14日に東グータ地方のマディーラー市の住民が「イスラーム軍の素行に抗議して蜂起」したのを受け、ヌスラ戦線が拠点防衛のために厳戒態勢を敷き、拘束したのだという。
AFP, July 15, 2015、AP, July 15, 2015、ARA News, July 15, 2015、Champress, July 15, 2015、al-Hayat, July 16, 2015、Iraqi News, July 15, 2015、Kull-na Shuraka’, July 15, 2015、al-Mada Press, July 15, 2015、Naharnet, July 15, 2015、NNA, July 15, 2015、Reuters, July 15, 2015、SANA, July 15, 2015、SNN, July 15, 2015、UPI, July 15, 2015などをもとに作成。
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