シリア軍はタドムル市とダイル・ザウル市を結ぶ戦略拠点スフナ市に向け進軍(2017年6月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力がタドムル市とダイル・ザウル市を結ぶ街道上に位置するスフナ市に向けて進軍、アーラーク油田一帯、タリーラ保護区、シャーイル山(ハマー県)西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月11日付)によると、パレスチナ人によって構成されるクドス旅団に所属するパレスチナ人兄弟がタドムル市南東部郊外でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で戦死した。

Kull-na Shuraka’, June 11, 2017

**

ダイル・ザウル県では、SANA(6月11日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯、サルダ山、イーマーン燃料配給所一帯、アッルーシュ丘、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、ジュナイナ村などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のジュナイナ村、アイヤーシュ村を空爆した。

AFP, June 11, 2017、AP, June 11, 2017、ARA News, June 11, 2017、Champress, June 11, 2017、al-Hayat, June 12, 2017、Kull-na Shuraka’, June 11, 2017、al-Mada Press, June 11, 2017、Naharnet, June 11, 2017、NNA, June 11, 2017、Reuters, June 11, 2017、SANA, June 11, 2017、UPI, June 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.