トルコがシリア領内に設定する「安全地帯」南端のバーブ市で衝突していたシャーム自由人イスラーム運動とハワール・キリス作戦司令室諸派が停戦合意(2017年6月13日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月13日付)によると、トルコがシリア領内に設置した「安全地帯」の南端に位置するバーブ市で発生していたハワール・キリス作戦司令室所属武装集団どうしの衝突に関して、戦闘停止と対立解消を目的とした司法委員会の設置を骨子とする合意が成立した。

戦闘は11日、第1連隊の戦闘員が市内のシハービー製パン工場近くで、シャーム軍団の司令官や戦闘員に発砲したことをきっかけに発生したと報じられていたが、その後、スルターン・ムラード師団、ハムザ師団、スライマーン・シャー、山地の鷹、(バーブ)軍事評議会と、シャーム自由人イスラーム運動の武力衝突に発展し、30人以上が死傷した。

Kull-na Shuraka’, June 13, 2017

AFP, June 13, 2017、AP, June 13, 2017、ARA News, June 13, 2017、Champress, June 13, 2017、al-Hayat, June 14, 2017、Kull-na Shuraka’, June 13, 2017、al-Mada Press, June 13, 2017、Naharnet, June 13, 2017、NNA, June 13, 2017、Reuters, June 13, 2017、SANA, June 13, 2017、UPI, June 13, 2017などをもとに作成。

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