ダマスカス郊外県では、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)を主導する東部獅子軍のサアド・ハーッジ広報局長がクッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、シリア軍が、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵組織、パレスチナ解放軍とともに県東部のビイル・カスブ地区に進軍し、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」諸派と交戦、ロシア軍航空部隊がこれを航空支援した。
これに関して、シリア軍の戦争広報局は、武装集団との戦闘の末にビイル・カスブ地区を制圧したと発表した。
シリア軍がビイル・カサブ地区を制圧すれば、同地に近いティシュリーン発電所の安全は完全に確保されるかたちとなる。
AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.