米軍戦闘機がシリア領内(ヒムス県南東部)で親政権武装勢力の無人航空機を再び撃墜(2017年6月20日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、20日午後12時30分頃、米空軍のF-15E戦闘機が、親政権勢力(pro-Syrian regime)の武装した無人航空機を撃墜したと発表した。

この航空機は、イラン製の「シャヒード129」型の無人航空機で、米国をはじめとする有志連合が、イスラーム国(ダーイシュ)に対する戦闘に参加する「協力部隊」を教練・指導するために拠点化しているタンフ国境通行所(ヒムス県南東部)近くの有志連合部隊陣地に向かって飛来し、敵意を示してきたので、米空軍のF-15E戦闘機がこれを撃墜したという。

無人航空機が飛来したのは、6月8日に米軍が同様の無人航空機を撃墜したのと同じ場所(ザクフ地区)だという。

CENTCOM, June 20, 2017をもとに作成。

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