YPG主体のシリア民主軍は、シリア国民連合のラッカ市自治への参画の条件としてイスタンブールからの退去を求める(2017年6月23日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のリヤード・ダッラール共同議長は、シリア革命反体制勢力国民連立のリヤード・サイフ代表が「連立はダーイシュ(イスラーム国)掃討後のラッカ市の自治を担う唯一の主体」と主張していることに関して、「彼らがラッカ市解放に少しでも貢献していたら…」と苦言を呈しつつ、「にもかかわらず、我々は、彼らがイスタンブールを去り、ラッカに拠点を移転するのなら歓迎する」と述べた。

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アレッポ県では、ARA News(6月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ラマダーン月明けのイード・アル=フィトルを記念して、逮捕者200人以上に恩赦を与え、釈放することを決定した。

ARA News, June 23, 2017

AFP, June 23, 2017、AP, June 23, 2017、ARA News, June 23, 2017、Champress, June 23, 2017、al-Hayat, June 24, 2017、Kull-na Shuraka’, June 23, 2017、al-Mada Press, June 23, 2017、Naharnet, June 23, 2017、NNA, June 23, 2017、Reuters, June 23, 2017、SANA, June 23, 2017、UPI, June 23, 2017などをもとに作成。

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