YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘を続け、ラッカ市を完全包囲(2017年6月23日)

ラッカ県では、ARA News(6月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内のバリード地区、カーディスィーヤ地区で4度にわたりダーイシュ(イスラーム国)の自爆攻撃を受ける一方、同地でダーイシュと激しく交戦した。

『ハヤート』(6月24日付)によると、戦闘はヒッティーン地区、ヤルムーク地区で激しく行われたという。

シリア民主軍はまた、ラッカ市南東部および南西部一帯に進軍し、ラッカ市を完全に包囲した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合のラッカ市に対する空爆で2人が死亡した。

AFP, June 23, 2017、AP, June 23, 2017、ARA News, June 23, 2017、Champress, June 23, 2017、al-Hayat, June 24, 2017、Kull-na Shuraka’, June 23, 2017、al-Mada Press, June 23, 2017、Naharnet, June 23, 2017、NNA, June 23, 2017、Reuters, June 23, 2017、SANA, June 23, 2017、UPI, June 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.