シリア軍は前日に引き続きイスラエル軍がアル=カーイダを航空支援しクナイトラ県を攻撃したと非難(2017年6月25日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、イスラエル軍が24日に引き続き25日にもクナイトラ県のバアス市一帯に侵攻したアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構を航空支援するかたちで、同地一帯のシリア軍拠点1カ所を攻撃、これを非難した。

SANA(6月25日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、バアス市一帯に侵攻したのは「ムハンマド軍」作戦司令室に所属する武装集団。

「ムハンマド軍」は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構、タウヒード軍、フルカーン旅団、サブティーン旅団、シリア革命家戦線からなる。

なお、シリア人権監視団によると、24、25日のイスラエル軍による越境攻撃により、シリア軍兵士少なくとも4人が死亡した。

AFP, June 25, 2017、AP, June 25, 2017、ARA News, June 25, 2017、Champress, June 25, 2017、al-Hayat, June 26, 2017、June 27, 2017、Kull-na Shuraka’, June 25, 2017、al-Mada Press, June 25, 2017、Naharnet, June 25, 2017、NNA, June 25, 2017、Reuters, June 25, 2017、SANA, June 25, 2017、UPI, June 25, 2017などをもとに作成。

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