トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、G20参加のために訪問中のドイツのハンブルグでの記者会見で、米国による西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への武器供与に関して「シリア国境外にこの問題が及ぶ予兆だ…。この地域(シリア北部の国境地帯)でばらまかれた武器が我々に向けられないという保障はない」と述べ、米国を暗に非難した。
エルドアン大統領はまた「我々は国境を脅かすものに寛容ではいられない。シリア北部にクルド国家が樹立されることを認めない…。アフリーン市一帯は現在、トルコの治安に脅威となっている」と述べた。
ARA News(7月8日付)が伝えた。
AFP, July 8, 2017、AP, July 8, 2017、ARA News, July 8, 2017、Champress, July 8, 2017、al-Hayat, July 9, 2017、Kull-na Shuraka’, July 8, 2017、al-Mada Press, July 8, 2017、Naharnet, July 8, 2017、NNA, July 8, 2017、Reuters, July 8, 2017、SANA, July 8, 2017、UPI, July 8, 2017などをもとに作成。
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