米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室所属組織はトルコからの義勇兵投入の「許可」を得る(2017年7月12日)

米国の支援を受けダマスカス郊外県東部などで戦闘を続ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)所属の東部獅子軍の広報局(サアド・ハーッジ局長)は、トルコに滞在するシリア人青年を義勇兵として動員し、アサド政権およびダーイシュ(イスラーム国)に対する戦闘に投入することの「許可」を得たと発表した。

誰から「許可」を得たのかは不明だが、詳細については近日中に発表するという。

イナブ・バラディー(7月12日付)が伝えた。

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一方、東部獅子軍とともに「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を主導する革命特殊任務軍に近い複数の消息筋によると、同組織は、ヒムス県タンフ国境通行所に米軍が建設した基地からハサカ県南部のシャッダーディー市に新設される基地への移転と、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への合流を求めた米国の提案を拒否した。

AFP, July 12, 2017、AP, July 12, 2017、ARA News, July 12, 2017、Champress, July 12, 2017、al-Hayat, July 13, 2017、‘Inab Baladi, July 12, 2017、Kull-na Shuraka’, July 12, 2017、al-Mada Press, July 12, 2017、Naharnet, July 12, 2017、NNA, July 12, 2017、Reuters, July 12, 2017、SANA, July 12, 2017、UPI, July 12, 2017などをもとに作成。

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