トルコ軍の支援を受ける東部自由連合がアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とともにロジャヴァ支配下のタッル・ジージャーン村(アレッポ県)を制圧(2017年7月26日)

アレッポ県では、東部自由人連合が声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動とともにバーブ市西部のタッル・ジージャーン村で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦し、その戦闘員多数を殺傷し、同地を制圧したと発表した。

この作戦は、トルコ軍の支援を受け、アレッポ県で西クルディスタン移行期民政局に対する「テロとの戦い」を行う「家の者たち」作戦司令室(あるいはハワール・キリス作戦司令室)の作戦を支えることが目的だという。

ARA News, July 26, 2017

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ARA News(7月26日付)によると、シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘を受け、トルコ当局が閉鎖していたジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所に面するトルコ側の国境通行所)が再開された。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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