米主導の有志連合は7月26日、ラッカ市近郊などで18回の爆撃を実施(2017年7月27日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月26日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(12回)で実施された。

CENTCOMはまた、イラク、シリア両国での有志連合の空爆によって幹部7人を殺害したと発表した。

殺害が確認されたのは、アブー・スライマーン・イラーキー(喧伝責任者、7月初めのモスル市近郊に対する空爆で殺害)、バッサーム・ジャイフース(資金管理責任者、7月18日のマヤーディーン市近郊に対する空爆で殺害)、ライヤン・ミシュアル(メディア責任者、5月25~27日のマヤーディーン市近郊に対する空爆で殺害)、アブー・ハッターブ・ラーウィー(メディア司令官(アミール)、5月17日のバアジュ村に対する空爆で殺害)、アブー・サイフ・イーサーウィー(メディア司令官(アミール)、4月27日のカーイム市に対する空爆で殺害)、アブー・アリー・ジャヌービー(メディア司令官(アミール)、4月16日のマヤーディーン市に対する空爆で殺害)、イブラーヒーム・アンサーリー(喧伝責任者、3月25日のカーイム市に対する空爆で殺害)。

CENTCOM, July 27, 2017をもとに作成。

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