ダマスカス郊外県では、東グータ地方アイン・タルマー村一帯およびダマスカス県ジャウバル地区一帯で活動を続けるラフマーン軍団が声明を出し、ロシア我が代表との3日にわたる交渉を経て、停戦合意を交わしたことを明らかにしたうえで、現地時間の8月18日午後9時からこの合意が発効すると発表した。
声明によると、停戦合意は、戦闘停止に加えて、東グータ地方に対するシリア軍の包囲解除などが定められているという。
スマート・ニュース(8月22日付)によると、ロシアとラフマーン軍団の停戦合意において、ラフマーン軍団側はシャーム解放機構、ダーイシュ(イスラーム国)の排除、および両組織との戦闘を、またロシア側はシャーム解放機構戦闘員のイドリブ県への退去を保障することをそれぞれ誓約しているという。
また、ラフマーン軍団は、シリア軍による食糧、医薬品といった人道支援物資、さらには建設資材などの搬入についても認めることが定められている。
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これに関連して、ラフマーン軍団と対立を続けるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ報道官は、スマート・ニュース(8月18日付)に対して、東グータ地方への人道支援物資の搬入に関して「相互理解」はあると述べた。
アッルーシュ報道官はしかし、どの当事者との間に「相互理解」があるのかについては言明しなかった。
AFP, August 18, 2017、AP, August 18, 2017、ARA News, August 18, 2017、Champress, August 18, 2017、al-Hayat, August 19, 2017、Kull-na Shuraka’, August 18, 2017、al-Mada Press, August 18, 2017、Naharnet, August 18, 2017、NNA, August 18, 2017、Reuters, August 18, 2017、SANA, August 18, 2017、SMART News, August 18, 2017、August 22, 2017、UPI, August 18, 2017などをもとに作成。
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