米中央軍はロシア軍がダイル・ザウル市郊外のユーフラテス川東岸を攻撃し、YPG主体のシリア民主軍の兵士複数が負傷したと発表したが、ロシア軍との衝突回避に向け専念すると強調(2017年9月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、ロシア軍がGMT12時30分頃、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市近郊のユーフラテス川東岸を爆撃し、有志連合の「協力部隊」(partner forces)に負傷者が出た、と発表した。

ロシア軍が爆撃したのは、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と有志連合の顧問がいるとロシアが承知している場所で、シリア民主軍兵士複数が負傷した。

シリア民主軍を支援する有志連合の部隊には被害はなかったとした。

そのうえで、有志連合とその協力部隊は自衛権を有するとしつつ、ロシア軍との衝突回避に向け専念すると締めくくった。

この爆撃に関して、米軍のポール・E・ファンクII少将は「ロシアとの衝突回避のためのホットラインは24時間態勢で開設されている…。我々は、ダーイシュ(イスラーム国)を共通の敵とする部隊どうしの不必要な緊張を回避するため最善を尽くしている」と発言した。

CENTCOM, September 16, 2017をもとに作成。

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