ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構を中心とする反体制武装集団の北部への侵攻を受け、ロシア・シリア両軍がムーリク市、サイヤード村、ハスラーヤー村、カルアト・マディーク町一帯を激しく空爆し、シャーム解放機構の司令官1人が死亡した。
空爆はラターミナ町各所に対しても行われた。
これに対して、シャーム解放機構側は、カッラーフ村、カウカブ村を砲撃した。
なお、19日以降のロシア・シリア両軍による同地およびイドリブ県南部に対する空爆回数は330回を超えるという。
一方、SANA(9月20日付)によると、イドリブ県との県境に展開するシャーム解放機構がサルハブ市を砲撃し、子供1人と女性1人が死亡した。
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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(9月20日付)によると、ロシア軍戦闘機が、マアッラト・ヌウマーン市東部のジャルジャナーズ町を空爆し、ダマスカス郊外県ダーライヤー市から避難していた子供を含む5人が死亡した。
ロシア軍戦闘機はまた、県北部のザーウィヤ山にあるシャームの鷹旅団の拠点3カ所とシャーム自由人イスラーム運動幹部の一人フサーム・サラーマ氏の自宅を空爆した。
シャームの鷹旅団の拠点の一つにはアブー・イーサー・シャイフ総司令官、ザーウィヤ地区司令官のアブー・イスティーフ・スィルハーン氏がいたが無事だった。
また、シャーム自由人イスラーム運動のサラーマ氏も無事だった。
なお、19日にシャーム解放機構を中心とする反体制武装集団がハマー県北部に進軍したことを受け、ロシア・シリア両軍が同地およびイドリブ県南部への空爆を強化していることに関して、イドリブ県南部で活動するホワイト・ヘルメットのメンバーの一人アッバース・アスワド氏は、クッルナー・シュラカー(9月20日付)に対して、ロシア軍による空爆が主に医療施設や病院を標的としていると主張した。
一方、イドリブ市では、シャーム解放機構の幹部2人、チュニジア人のアブー・ヤフヤー・トゥーニースィー氏とモロッコ人のアブー・スライマーン・マグリビー氏がコルニーシュ通り何者かの発砲を受けて死亡した。
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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月20日付)によると、シリア軍がラフマーン軍団支配下のジャウバル区、アイン・タルマー村一帯を砲撃した。
AFP, September 20, 2017、ANHA, September 20, 2017、AP, September 20, 2017、ARA News, September 20, 2017、Champress, September 20, 2017、al-Hayat, September 21, 2017、Kull-na Shuraka’, September 20, 2017、al-Mada Press, September 20, 2017、Naharnet, September 20, 2017、NNA, September 20, 2017、Reuters, September 20, 2017、SANA, September 20, 2017、UPI, September 20, 2017などをもとに作成。
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